2011年3月24日配信 ビルマ情報ネットワーク
ビルマ(ミャンマー)の民主化運動指導者アウンサンスーチーさんが、東日本大震災について東京新聞にメッセージを寄せま した。東京新聞の藤川大樹記者の許可を得て、全文を掲載しました。藤川記者は「被災された方々をはじめ、一人でも多くの方にメッセージを届けたい」と語っ ています。
アウンサンスーチーさんからのメッセージ
もし言葉によって日本の皆さんを十分に慰めることができるなら、私は毎日日本の皆さんに手紙を書くでしょう。地震と津波のことを聞いたとき、私は すぐにラングーンにいる日本の大使に手紙を送り、あのようなすさまじい震災に対処しようと闘う日本の皆さんのことを私たちがどれほど心配しているか伝えよ うとしました。皆さんのご様子が気にかかるのはもちろんですが、皆さんが不平を漏らさず、強い意志と自制心で困難と逆境に立ち向かわれていることを尊敬し てやみません。こうしてメッセージを記しているときにも、震災によって身体的・精神的に傷を負った方々や、損失を受けながらも生き抜くために精一杯の努力 をしている方々のことを思い続けています。国民民主連盟(NLD)のメンバーが、日本の皆さんへのいたわりの気持ちを示すべく詩を作りました。その一部を お送りします。(日本語訳 ビルマ情報ネットワーク)
アウンサンスーチーさんからのメッセージ 原文
If only there were words adequate enough to comfort the people of Japan, I would write to them everyday.The moment I heard about the earthquake and tsunami I sent a letter to your Ambassador in Rangoon to try to express how much we felt for the Japanese people in their struggle to cope with such an overwhelming disaster. Not only do I hold the Japanese people in much attention, I admire them greatly for their uncomplaining and the determination and discipline with which they face hardship and adversity. [As] I write to you I am thinking of those who have been wounded physically and emotionally and those who are doing best to carry on with life in spite of their losses. The members of the National League for Democracy(NLD) have been composing poems in an effort to express their compassion for the people of Japan. I shall be sending you some of these poems.Yours Sincerely,
Aung San Suu Kyi
*上記は2011年3月20日に電子メールで東京新聞に寄せられたものです.
http://www.burmainfo.org/から コピー致しました。